2018年 4月 05日

「関ヶ原」以来、四百年の時空がおり成した御神木


3月26日、九州木材市場(日田市)の春季優良材市にて、
推定樹齢四百年の杉が出材されました。
大分県臼杵市野津町、熊野神社の御神木で、平成29年の台風18号の被害に遭ったものです。
「臼杵時間」というHPに立っていた時の写真があります。
http://www.usuki-jikan.com/info/453/
 
この樹の往時の写真を見ていると、木として売り買いされる現実が、なんだか信じられません。
四百年前というと関ヶ原の戦い、家康公ご存命の時代です。

 

一本の木が5本に玉切りされ、元玉の元口(最も地面に近いところ)の長い方の直径は2mを超えていました。



割れはあるものの、杢が出ており、目合い、色合いのすばらしい材質。
おそらくメアサスギだと思います。
 


私は、一番上の五番玉のところのみご縁をいただきました。
残りのものは全て秋田に行き、突板になるのではないでしょうか。
9年ほど前になりますが、西日本新聞に寄稿した記事において、
樹齢400年の杉が切られどう使われるのか、それを知ったときの複雑な思いを書きました。
今回、同じ樹齢400年の杉の木を目前にしながら、当時の思いがよみがえりました。
よろしければ ↓ ご一読ください。
『木挽棟梁のモノサシ6「材齢~樹齢以上に長持ち」』(西日本新聞・朝刊 2009年12月27日)

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