2009年 4月 08日

「筑紫次郎の家」 建物見学会

カテゴリー イベントのご案内

cimg4457.JPG

(今から5か月前、上棟日の星野村W邸)
 
今週末の4月12日(日)10時~17時、福岡県星野村にてW邸の完成見学会が催されます。
この家は、3月12日創刊された季刊誌『もくたろ』にも建設現場が紹介されています。
棟梁である建築工房悠山想(ゆうざんそう)の宮本繁雄さんは、私の「木挽棟梁」の名付け親であり、
伝統構法の師匠であり、筑後川流域の木と土と職人でつくる筑紫次郎の家の協働者でもあります。
  
「筑紫次郎の家」のことを少しご説明しますと・・
筑紫次郎(つくしじろう)とは筑後川のこと。
つまり、筑後川流域の素材と職人技術による家づくり、を目指しそう呼ぶことにしました。
基本的な考え方は九つあります。

一、「木の家」の普及
二、増改築にも「木」
三、「スギ」の活用
四、地元の材で、地域・地方を活性化
五、職人技による伝統構法
六、床、建具も木、壁も自然素材で
七、土間、縁側をつくる
八、薪ストーブ、囲炉裏を取り入れる
九、太陽熱の恩恵を取り入れる

(詳しくは、こちらをご覧ください。)
  
宮本さんとは、お付き合いして8年ほどになりますが、
これまで悠山想の完成見学会が開催された記憶がありません。
今年は悠山想設立20年目という節目にもあたるようですし、
親方も気合が入っているのでしょうね(笑)
 
最後に・・・
宮本さんからいただいた案内状の一部を抜粋しご紹介します。
 
「このたび20年目の節目とし、これからを目指す思いの中で、
「星野」にて完成見学会を催すことと致しました。
施主であるWさんとは、飲み友達、遊び友達で、
気持ちよく会場を提供して頂きました。
星野における現代民家と思っているのですが、どうでしょうか。
星野は良い所です。よい季節です。足をのばしてみてください。
 
12日にお逢いできるのを楽しみにしております。
                               宮本繁雄」

現地地図などはこちらをご覧くださいませ。

悠山想の家づくりにご興味ある方は、↓「職人がつくる木の家ネット」の現場レポートをご一読下さい。
              古びない家とは? 建築工房・悠山想

コメント(10)

コメント(10) “「筑紫次郎の家」 建物見学会”

  1. 林浩太郎on 2009年4月09日 at 8:44:32

    インスピレーションというか、
    今、将来「木の家」に住みたい、と
    強く思いました。

    写真からは何とも言えぬ
    力強さを私は感じます。

  2. adminon 2009年4月09日 at 9:53:35

    林さん、ありがとうございます!
    今日のコメントは、本当に本当にうれしいです。

    キザな言い方をさせていただければ、
    人々の中に眠る「木の遺伝子」の蘇えりを
    私はめざしているのだと思います。

    林さんには、ぜひとも
    手で触れ、肌で感じ、匂いを嗅ぐという
    体験をしていただきたいと切に願います。
    「柿生の家」のお披露目の際は
    ご案内させていただきますね!^^
    木が二つ並んだ氏を持つ林さんの
    コメントに心より感謝いたします。拝

  3. 深山 聡子on 2009年4月09日 at 14:01:18

    私も木の家に憧れるひとりです。
    今は、 分譲マンションに住んでおりますが、近い将来、理想の木の家を手に入れたいと思っております♪

  4. adminon 2009年4月09日 at 15:27:57

    深山さん、ありがとうございます♪
    理想の木の家、今度ゆっくり聞かせて下さいね。^^

    実感として思うのは、
    木の家って、バリエーションがとにかく豊富だ、ということです。
    深山さんのイメージぴったり、を一緒に探らせてくださいね。^^

  5. たにむらon 2009年4月09日 at 19:51:59

    この段階で、風格というか威厳というか、
    力強さのようなものを感じます。

    同時に住む人を守り、優しく包んでくれるような
    穏やかなエネルギーも感じられる気がします。

    やはり木の家は絶対にいいですね。

    立派な木で作られた家には、
    守り神のような存在が最初から住んでるんじゃないかなーと
    感じました。

  6. 朝廣on 2009年4月10日 at 12:59:32

    昨年、杉岡様に木を挽いてもらい、悠山想の宮本先生に家を作っていただきました。
    1年住んでみて、今回のオープンハウスの宮本先生の言葉を見て、「う~ん、そうそう」と改めて感じました。特にと思うところは、五、六、八でしょうか。真壁づくりで表に見える継ぎ手や木肌を触りながら、温かみを感じますし、飽きが来ません。また、土壁と木の作用で露のジメジメ感や、冬の結露に悩まされることもほとんどなかったように思います。ディテールの収まりも美しいです。
    先日、近所の小学5年生がきて、「わあ~、○○君のお家、かわいいね~、きれいだね~、おちつくね~」と、えらく感動して帰って行きました。お家に個室があるけれども、寒くて居心地が悪いとか・・・
    自然と歴史の中で継承されてきた技術が、子供の感性に届いたようです。

  7. adminon 2009年4月10日 at 18:25:30

    たにむらさんのコメントにはいつも励まされます。
    本当にありがとうございます。

    風格、威厳、力強さ、
    住む人を守る、優しく包む、
    穏やかなエネルギーがあり、
    守り神のような存在。

    木の神様もこれだけ承認してもらえば嬉しいでしょうね。^^
    そんな建物づくり、家づくりができるように、
    もっともっと精進してゆきたいと思います。
    感謝します。

  8. adminon 2009年4月10日 at 19:41:31

    朝廣先生、
    コメントありがとうございます。^^
    梅雨のジメジメ感、冬の結露から解放されることは
    想像以上の心地よさがありますよね!^^
    それでいて、夏は涼しく、かといって冬寒くもない。
    もっというなら、エアコンに頼ることもなく、
    季節の変化を楽しむ余裕がある。
    朝廣先生のご自宅は、そんな家でもありますね。
    うらやましい・・・(心から、笑)

    近所のお子さんたちの「木の遺伝子」を
    眠らせないように、朝廣道場としてそのまま
    門戸を開いてくださることお願いいたします(笑)

  9. 『応援力』取次学on 2009年4月13日 at 22:18:31

    木の家・・・やっぱり落ち着きますよね。。。
    のちのちは、他の地域に木造の別荘を持って、、そこでのんびり仕事をするのもいいかも・・(^^(笑)

  10. adminon 2009年4月14日 at 15:09:33

    取次さん、ど~も!
    実は私、昨年作った人生100の願望リストの中に
    「森の中のSOHO」という一項目を入れています。
    山の中で仕事をしているとインスピレーションが
    どんどん湧いてきます。
    のちのち、ぜひぜひつくりましょう!

コメントを残す

CAPTCHA