アーカイブ 「住まいのモノサシ」

2015年 6月 19日

住まいのモノサシ㉝プレカット~木組み衰退の一因に

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実務に携わっていない人に「プレカット」につて説明するのは難しい。
プレカットされた材料の、どこが手刻みと違うかを知るには、
まず、手刻みがどのようなものか理解してもらう必要があるからだ。
それで、これまで本テーマを避けてきた。
しかし、わが国の木の建築文化の衰退を語るうえで、この問題は欠かせない。
覚悟を決めた。皆様のご批判を仰ぎたいと思う。

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2015年 5月 15日

住まいのモノサシ32 木組み~くせを生かし長持ち

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法隆寺大工の口伝「木組みは、木のくせ組み」。
プロの間では、誰もが知っている言葉だと思います。
しかし、放っておいても、木はくせのあるもの。
くせがないから困る、と実際に言われることは、ほぼありません。
この国の木の建築文化の深さを実感させられた出来事でした。
 

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2015年 5月 15日

住まいのモノサシ31 文化遺産~伝統木造技術を守れ

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日本の伝統木造技術を守ろうという運動が始まりました。
わが国の風景をかたちづくる伝統的な建築や町並みを、
つくり、まもってきたのが伝統木造技術です。
個性ある自然素材の持ち味を、最大限に引き出す知恵と技。
いまも息づいているその技術は、木や土など持続可能な資源を土台にしています。
ところが、いま、その存続が危ぶまれています。
職人の数が、急速に減少しているのです。
これから2年間、この運動に注力しようと考えています。

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2015年 3月 20日

住まいのモノサシ㉚改正省エネ法

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1月6日、「改正省エネ法」に対するパブコメに、私は次のように投稿しました。
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[新築の際の基準適合義務化]について
①なぜ義務化しなければならないのか。
憲法第13条 幸福追求権を侵害している。
一定の外皮性能を保ってないと認定された家が、公共の福祉に反しているのか。
憲法第19条 精神的自由権を侵害している。
住まいは、思想の表れである。
理論上の数値によって、自分の思想を現実化した住まいを事実上禁止されることは許されない。
生命の危険などを冒す要素でもない外皮性能が、なぜ義務化となるのか。まったく理解できない。
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以降、改正省エネ法は我が事になりました。
住宅品確法における気密・断熱性能の4ランクのなかの最高基準が、
なぜ「義務化」されるのか。
このままでは、土壁や縁側のある「和のすまい」は絶滅してしまう。
そんな危機意識を持って、今年のモノサシは土壁シリーズにしました。
義務化の背景には、建売り住宅の品質の問題があります。
しかしそれにより、注文住宅の「和のすまい」がつくれなくなるのは、
まさに、「悪貨は良貨を駆逐する」に外ならない、と思います。
ぜひご一読ください。

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2015年 2月 25日

住まいのモノサシ㉙土壁

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土壁の家は、省エネ住宅の先駆けだった。
薪を燃料とする囲炉裏は、隙間の多い屋根・壁でなければ煙くて仕方がない。
壁が気密性の高い土で塗り込められた背景には、
「薪」から資源効率及び燃料効率の良い「炭」への燃料の転換があった。

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2015年 1月 24日

住まいのモノサシ㉘土壁の家

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連載を続けながら思います。
難しい、そして重要なテーマばかりを残しているなと。
その一つが土壁です。
東日本大震災後、住まいの省エネ化が叫ばれ、
2013年に「改正省エネ法」が施行されました。
それは、住宅の品確法において、気密・断熱性能4段階のうち、
最高ランクの基準が義務化される、というものです。
これによって、断熱性の低い土壁や開口部の大きい縁側といった
「和のすまい」は、実現させるのが大変厳しい建物となります。
とくに、真壁づくりの土壁は、絶滅の危機とも言われます。

そこで、この問題に向き合おうことにしました。
そうすれば自ずと壁について考えることになり、
土壁とはどういうものなのか、またそれは必要なのか、
が見えてくると思うからです。

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2014年 12月 22日

住まいのモノサシ㉗ 建築費

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今月は「坪単価」の弊害について書きました。
ここ4回は、経済編という感じでお金に関することばかり書いています。
「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」二宮尊徳
この言葉の好き嫌いは別としても、やはり、予算の大きい住宅について
経済的視点なしに話すのは、寝言と言われても仕方ありません。
「人が家をつくり 家が人をつくる」とのチャーチルの言葉があります。
人をつくる家が、最も経済的である。
そんなロジックが成り立つ住まいづくりを目指したいと思います。

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2014年 11月 21日

住まいのモノサシ㉖中古物件

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いいものづくりをする。
マクロ情報は何かと不安にさせるけれど、原点はそこにあると気づかされました。
住まいは量産品ではない。一人さえ気に入ればよい作品といえる。
いいものの価値は下がりません。いや、これからはつくれる人がいなくなる。
上がるかもしれない、と思います。
自信を持ちましょう! 
本物の家づくりに本気な人、全員にこの言葉をおくりたいと思います。

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2014年 10月 20日

住まいのモノサシ㉕ 不動産取引

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平成20年を境に住宅政策は大きく変わりました。
新築からストックへと舵が切られたのです。
来年以降は、中古住宅の評価方法が変わるようです。
これまで年数だけで一律だったものが、建物ごとに評価されるようになる。
近い将来に地価は3分の1になる、という話もリアルに感じられる世の中。
土地に依存した資産評価に何の意味があるというのでしょう。
良い住まいとは何か、これからはその本質が問われるようになって欲しい。
そう思います。
 

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2014年 10月 01日

住まいのモノサシ㉔ 持ち家

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『住まいのモノサシ』も2年が経ちました。
今月は、お金の側面から住まいについて考察しました。
いま、空き家が増えています。深刻なのは相続された持ち家の空き家です。
売れず貸せずで放置された家が多く、
資産どころか、固定資産税や維持費など費用ばかりかかって仕方ない、
という状況が増えています。
しかもそれは、過疎地域でなく、都市近郊の住宅地で起こっています。
次回、もう少しこの問題について考えようと思います。
 

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